WBCの日本代表メンバー決定!!
まずは先行して発表されたメンバーから
投手
増井 浩俊 日本ハム
宮西 尚生 〃
大谷 翔平 〃
秋吉 亮 ヤクルト
菅野 智之 巨人
則本 昂大 楽天
牧田 和久 西武
野手
内川 聖一 ソフトバンク
松田 宣浩 〃
菊池 涼介 広島
鈴木 誠也 〃
山田 哲人 ヤクルト
坂本 勇人 巨人
筒香 嘉智 DeNa
中田 翔 日本ハム
大野 奨太 〃
秋山 翔吾 西武
嶋 基宏 楽天
青木 宣親 アストロズ
投手
千賀 滉大 ソフトバンク
石川 歩 ロッテ
松井 裕樹 楽天
岡田 俊哉 中日
藤浪 晋太郎 阪神
野手
小林 誠司 巨人
中島 卓也 日本ハム
平田 良介 中日
青木選手がメジャーから唯一の選出になりました。基本は国内のみに
なったのでメジャーリーガーは一人だけです。
できれば他のメジャーで活躍する選手も招集できればファンとしては嬉しいですが、やっぱりレギュラーシーズンを重視して欲しいという球団が多くて難しかったみたいです。個人的には柳田選手が見たかったですが、それでもこの豪華なメンバーなので期待できそうです。投手陣は左不足だと前から言われていました。岡田、松井裕樹、宮西の三人が入っているのでこの三人には各国の左を封じて欲しいところです。
注目されるのは強化試合と同様に菊池、山田をサードとセカンドで同時に使うのかそれともどちらかにセカンドを任せてどちらかをベンチに置くのかでしょう。
今後の調子次第というところもあるでしょうが、どうなるか注目ですね。
一次ラウンドは日本、キューバ、オーストラリア、中国で争われます。
この結果上位2チームが次のステージに進めます。
一次ラウンドで対戦する相手のなかでもキューバ野球大国で知られた強豪です。
サッカーでいうところのブラジルですかね
近年はメジャーリーグ挑戦のために代表の主力が亡命して戦力ダウンが指摘されてはいますが、国内選手だけでも相当なレベルです。
さらに今回は亡命した選手も呼び戻して代表入りする可能背もあると言われているので
そのあたりも含めて注目のチームです。
キューバほどではないですが、オーストラリアを強豪国です。
日本のプロ野球に在籍した選手も多いですし、メジャーリーグにも近年選手を多く輩出している国で日本を倒すだけの力はあります。
プロ野球ファンの印象に強く残っているのは阪神で藤川、久保田と共にJFKを形成した
ジェフ ウィリアムスではないでしょうか
ウィリアムスみたいなピッチャーばっかりではないでしょうが、強敵に変わりはありませんね。
2017年契約更改 保留者は適正年俸なのか!?
今オフの契約更改もほぼ終わりましたが、今年の保留者はソフトバンクの飯田投手と
福田外野手の二人だけでした。ここ数年の中では契約更改の保留はそんなに話題になりませんでしたが二人の年俸は果たして適正なんでしょうか??
ソフトバンクホークス
飯田優也
2016年 年度成績
30試合 41イニング 防御率 3.29
2500万→2100万 (16%ダウン)
一回目の交渉で保留して二回目ではサインしたようなので来期はこの年俸で確定です。
飯田投手とほぼ同じ年俸で成績が似ている選手を挙げてみると
中日ドラゴンズ
祖父江 大輔
46試合 43イニング 防御率 3.14
2600万→3000万 (15%アップ)
祖父江投手の方が試合数もイニング数も多いですが、特にイニング数はそれほど大きな差はないように思えますね。防御率的にも祖父江投手の方が良いですがこれもそんなに大きな差は無いので成績だけ見ると飯田投手は現状維持以上で良いんじゃないかと思ってしまいます。
しかしホークス自体が他球団よりチームの優勝を重視しているかもしれませんし、同じ試合数で同じイニング数でも僅差の場面での登板と大量リードやビハインドで投げるのでは評価は変わってくると思うのでちょっと厳しめだけど不当なダウンではないかと思います。
同じ左のリリーフである森福投手がFAで移籍したので来年は年俸倍増以上となるように
頑張ってもらいたいです。
ソフトバンクホークス
福田秀平
2016年 年度成績
81試合 打数212 打率.231 本塁打3本 打点18 OPS 0.633
2500万→2300万 (8%ダウン)
似た成績で似た年俸の選手がなかなか見つかりませんでしたが、とりあえずこの選手を
東京ヤクルト
飯原誉士
63試合 打席77試合 打率.224 本塁打3本 打点9 OPS 0.719
2700万→2700万 (現状維持)
試合数と打数的には福田選手の方が上で打率等はほぼ同じです。守備の評価だったりも含まれるので一概には言えませんが、2500万前後の年俸でこの成績でダウンだとちょっと厳しめなのかと思います。
今年はソフトバンクの選手全体が抑え気味なのでやっぱり優勝した時はしっかり上げるという方針なのかもしれませんね。
毎年保留者が出るものですが、今年は年越しで揉める選手がいなくて一安心です。
来年球界全体が盛り上がってくれることを願っています。
山田哲人選手 2年連続トリプルスリー達成濃厚
山田哲人 2年連続トリプルスリー達成
この記事を書いている時点でヤクルトスワローズの残り試合は後6試合で山田選手はホームラン30本、盗塁30でこの二つの部門は既に達成確定です。
打率も後6試合で3割を超えているので、まだ3割を切る可能性もあるもののほぼ3割以上の打率でシーズンを終了するはずです。
このトリプルスリー自体達成するのは難しい記録ですが、2年連続達成するのは前代未聞の偉業なのです。去年と今年ではどちらが難しいかったかは本人しかわかりませんが、客観的に置かれた状況を考えると今年の達成の方が難しかったと個人的には思っています。
その理由をまとめてみました。
打順が1番から3番に
去年と大きく状況が変わったのは打順です。去年は1番を打つ事が多かったですが、今年は主に3番を打つ事が多いです。
3番を打つ事でなぜトリプルスリーの達成が難しくなるのかというとまずは1番を打っている方が年間で考えると打席数が多くなります。ホームランや盗塁の事を考えると少しでも打席数が多い方が有利です。
それ以上に3番だと達成が難しくなる要因として3番を打つ事でランナーを置いて打席に立つことが多くなるので、相手バッテリーは打率が高く長打があるバッターだけに初めから敬遠してきたり、カウントが悪くなった時点で勝負を避けてくる事が多くなるからです。打率の事を考えるとプラスに働く事もありますが、勝負を避けられることが多くなるという事はホームランの数は伸びにくくなるのです。
さらに前のバッターが投手であるセリーグの1番バッターと違って3番の場合は自分の前に1番と2番のバッターがいる分前のランナーがつまっていて盗塁を敢行できないケースも増えてくるので盗塁数も増えてこないのです。
長打が増えるほど盗塁30は難しくなる
山田選手は2014年に1軍で定位置を獲得すると右打者のシーズン最多安打を更新し2015年はトリプルスリーと本塁打王と盗塁王を獲得しました。
2塁打や3塁打を除いて本塁打だけで考えても2014年に29本2015年は38本塁打2016年は後6試合残して38本打っています。まだ今年の成績は確定ではありませんが、本塁打以外の長打も合わせれ計算される長打率も2014年から2016年まで年々上がってきています。そうなると同じ打率で同じ出塁率をキープしてても1塁ランナーとして出塁する機会が減るので盗塁数を稼ぐのは難しくなるのです。
相手バッテリーに執拗に警戒される
一昨年は右打者のシーズン安打記録を塗り替える活躍をして去年はトリプルスリーに加えて本塁打と盗塁王を獲得したことでどうしても相手バッテリーから強いマークにあいます。その中で同じ成績を維持するのは非常に難しい事です。
ほぼトリプルスリー確定したとは言え他にも40本塁打まで後2本ですし、残りの試合数はかなり少なくなってきましたが、さらなる記録達成を期待したいところです。
プロ野球からホームランバッターが減った理由
なぜプロ野球にホームランバッターが減ってしまったのか??
最近プロ野球を見ていて思うのは10年、15年前のプロ野球と比べて現在のプロ野球には年間40本や50本打てる選手は本当に少なくなっています。
特に日本人選手に限定するとほとんどいません。去年ヤクルトの山田選手とソフトバンク柳田選手がトリプルスリーを達成しましたが二人とも年間40本塁打達成とはなりませんでした。しかし今年は横浜ベースターズの筒香選手が40本塁打を達成しヤクルト山田選手もこの記事を書いている2016年9月15日時点で38本塁打打っていて40本も射程圏内という状況です。
日本人選手で40本塁打以上打った選手が出たのは2010年の巨人の阿部選手以来です。少し前まで40本塁打以上打つ選手は12球団に常に何人かいましたしここ数年と比べても40本塁打の達成率は高かったです。
そして今年やっと久しぶりに40本塁打以上を打つ選手が出てきてちょっとホッとしているところです。
ただ気になるのはなぜここまでホームランを打てる打者と言われる選手が減ってしまったのでしょうか??
ホームランバッターが減った理由は??
①ボールの影響
少し前に統一球問題がありました。各球団が使用するボールの反発係数にバラつきがあるのを改善する為に導入したボールが実は定められた数値の範囲を外れていて球界全体で大きな騒動となった事件です。
低反発のボールが使われていた事が報道され現在使われているボールは飛ぶボールだと認識している人も少なくないと思いますが、30年や40年前と比べると現在使われているボールも決して高反発ではないのです。
当然違反球と呼ばれていた規約違反の低反発球は現在使われていませんが、それでも過去と比べると飛ばないボールと言えるのです。
これが現在ホームランバッターが少なくなった原因の一つと言えると思います。
②球場が広くなった
昔と比べると各球団のホームグラウンドとして使われている球場が平均的に広くなってきています。広さだけでなく高いフェンスを備える球場も多くなってきているのでひと昔前と比べると同じように打球を飛ばしても本塁打にならない事が増えてきたのも原因の一つと考えられます。
③ドラフトで好まれる人材の変化
前にヤクルトなどで活躍した岩村選手が監督を務める独立リーグの球団でNPB入りを目指す選手のドキュメントを見た時に結局ドラフト指名なしと言う結果に終わった時岩村監督がスカウトの方にも打撃がウリの選手で守備は鍛えれば絶対もっと上手くなるからと話はしたがやっぱり今はスカウトの人たちが選手を見る時まず野手は守備を見られる分打撃が魅力でも守備が上手くない事を理由に評価を下げてしまうと話していたのが印象的でした。
思い起こせば去年のドラフトで上位指名候補で市名は確実とされていた慶応大の4番谷田選手がまさかの指名漏れという結果になってしまいました。
これだけ前評判が高かったのにもかかわらず指名漏れした原因はいろいろ囁かれていましたが、守備の能力もその理由の一つだと言われていました。
ここ近年のホームラン数減少には色々な原因がありそうですが、一人の野球ファンとして思うのは長距離砲はやっぱり夢があるという事です。
そういう選手が各球団1人ずつくらいいる時代が到来して欲しいですね。